仙台市中心部から国道48号を山形方面に進むと、JR仙山線 作並駅へ通じる案内板が現れます。右折して細い道に入るとほどなくして駅前に出ます。この国道から駅前に至る区間が県道にあたります。
作並温泉郷は、ここから北西方向に2~3Kmほどの場所に位置します。作並温泉は1796年に岩松喜惣治が仙台藩から開湯の許可を得たのが始まりとされ、周辺農村の湯治場として親しまれてきました。また、この地には、奈良時代の僧 行基が噴き出す湯煙を発見したとか、源頼朝が1189年の奥州合戦の際に、兵を湯で休めたなどの伝承があります。
木のぬくもりが感じられる駅舎です。現在の駅舎は2008年に完成しました。
ホームの脇には「交流電化発祥の地」の石碑がありました。
東の方に鎌倉山(通称ゴリラ岩)を望むことができます。斜め上を向いて、遥か遠くを見つめているようです。また、樹木がゴリラのフサフサした体毛を表しているように見えます。