昨日、仙台市若林区下飯田にある古墳を見学しました。仙台市の東部にあり、海岸線から約2.7Km内陸部に位置します。
古墳時代、この地に直径10m、高さ約2mの円墳が築造されたそうです。その後、江戸時代後期に古墳の上に薬師堂が建てられました。
2011年3月の東日本大震災では大津波が発生しましたが損壊を免れました。縁の下ギリギリまで迫ったそうです。
無事にお参りを済ますことができました。お堂の正面には木の彫刻品が飾られていて、その上に「薬師如来 御真言 オンコロコロ センダリ マトウギ ソワカ」と記した板が添えられていました。薬師堂は当時の人々の心の拠り所となっていることがうかがえます。科学技術や医学が発展した現代においても、その役割は変わることはないのではと思っています。
遠方から眺めてみると、広大な畑の中にぽっかり浮かんだ島のように見えます。
薬師堂の脇には仙台東部道路が南北に延びており、ひっきりなしに車が走っています。東部道路は何度も利用していて運転中に目に入っていた筈ですが、身近に古墳があったとは思いもよりませんでした。車を降りてゆっくり歩いてみるのもいいものです。