JR東北本線 松山町駅と県道19号を結ぶ、実延長約740mの一般県道です。
上記の写真は2012年4月に撮影しました。実はその前にも訪問したのですが、ちょうど標識の前で地元の主婦の方(?)同士が立ち話をしていたので、やむなく撮影を断念したという思い出があります。
松山町駅が開業したのは1908年(明治41年)です。町の中心部から駅まで約2.5Km離れており、移動が不便でした。そこで1922年(大正11年)に松山人車軌道株式会社による運航が開始されました。動力源は人力で、レール上の車両を押して移動する手段をとっていました。1929年(昭和4年)人車としての営業は終了し、バスに切り替わりました。
人車は4台ありましたが、現在2台現存しています。1台は上野館跡の稲荷神社境内にあったのですが、昭和38年に交通博物館に寄贈されました。もう1台は小牛田町にて梨畑の監視小屋、物置として使用されていました。その後復元、移設当の変遷を経て、現在は大崎市松山ふるさと歴史館に展示されています(下記写真)。
松山町駅
2022年8月に松山町駅を訪問しました。駅正面左手に市営の契約駐車場があります。敷地面積は広く、かなりの台数を収容できます。主に仙台駅方面への通勤で利用されているのかと推測しています。
駅正面右手には観光客向けの地元の名産物や観光名所を紹介した看板があります。その付近で起点ポストを発見しました。フェンスの裏にひっそりと佇んでいました。