kongitsune’s diary

県道走行、名所旧跡訪問などの記録

112 北白川停車場向山線

この路線は欠番となっています。元々は一般県道112号 北白川停車場向山線という路線名でしたが、2019年3月に県道109号に吸収される形で統合し、欠番となりました。JR東北本線 北白川駅と国道4号 篭石(かごいし)交差点を結ぶ区間が統合前の区間にあたります。

2022年6月に訪問しました。

2022/06/19

国道4号篭石交差点です。この辺りの区間は以前2車線だったのですが、金ケ瀬拡幅事業により4車線化されましたので、スムーズに通行できるようになりました。

交差点角に特徴ある岩があります。この岩が篭石と呼ばれているのでしょうか。

交差点を曲がるとすぐに白石川に架かる橋を渡ります。橋は自動車用(写真左)と歩行者用に分かれていました。歩行者用は古びており、しかも歩行者用にしては随分と道幅が広いという印象を受けました。調べてみたところ、この橋は昭和28年10月に完成した「北白川橋」で元々は車が通行していた橋でした。その後「新北白川橋」が完成し、人道橋として利用されるようになった経緯のようです。

北白川橋からの眺めです。陽の光を受けながら白石川が滔々と流れています。白石川は阿武隈川水系一級河川で上流には七ヶ宿ダムがあります。下流には堤防上に約1200本の桜並木が続く「一目千本桜」があります。

橋を渡り終えると標識がありました。路線統合後の訪問でしたので、路線番号が109号に修正済みでした。上から金属板を貼り付けてあるのが見てとれます。統合前に訪れなかった事が悔やまれます。写真右奥に見えるヘキサも同様に付け替えられていました。

引き続き駅に向かって進みます。道幅は1.5車線程度でしたが交通量は割と多めでした。途中、民家の壁に貼り付けてある古い広告看板を目にしました。それは塩釜サル劇場の広告で、場所は塩釜市海岸通り(観光遊覧船乗り場前)と記載されています。以前このような施設があった事は全く知りませんでした。どのような展示・上演内容だったのでしょうか。非常に気になります。

駅に到着しました。北白川駅は1911年(明治44年)に開業し、現在は無人駅となっています。周辺には有料駐車場、郵便局などがありました。