kongitsune’s diary

県道走行、名所旧跡訪問などの記録

夕方の霞城公園散策

昨日の午後、県境を越えて山形県へドライブに行きました。実は特にあてもなく車を走らせていただけなのですが、道なりに進んでいたら霞城公園前に来ました。せっかくなので公園内を散策することにしました。しかしながら時刻は夕方の5時前。本丸や郷土館などの見学はかないませんでした。

二の丸東大手門をくぐって先ず目にするのが最上義光像です。躍動感にあふれていて、今にも動き出しそうです。

馬の後ろ足2本だけで支えています。よく支えられるものだと感心しました。

義光は「よしみつ」ではなく「よしあき」と読む事を初めて知りました。義光の妹、義姫(保春院)は伊達政宗の母親です。

以前に私の親から父方の先祖は義姫(保春院)に仕えていた、という話を聞いたことを思い出しました。身の回りをお世話していたそうです。記録は残っていないのかな。

 

園内をさらに進むと旧済生館本館の前に着きました。1878年三島通庸によって県立病院として建てられました。説明板により「済生館」は三条実美命名によるもの、という事を知りました。司馬遼太郎の作品で知った三条の名前をこの東北の地で目にして驚きました。擬洋風建築の傑作として国の重要文化財として指定されています。擬洋風建築とは、日本人の職人が西洋建築をまねて造った建物で西洋風な様式と日本風な様式が混在していることが特徴です。欧米文化を積極的に取り込もうとする職人達の活気が伝わってくるような気がします。

旧済生館を後にして進むと県の武道館、体育館があります。武道館では剣道の試合が行われているようで、床を強く踏み込むときの大きな音や打突時の叫び声が聞こえてきました。非常に迫力がありました。少し背筋が伸びるような気持ちになりました。

だいぶ葉が出ていますが、この時期でも花を楽しむことができました。