先日、久しぶりに石巻市の日和山を訪れました。これまでに何度か訪れたことがあるので、時系列順に写真を並べてみます。
震災前後で眺めがだいぶ変わりました。印象に残るのは次の3点です。
1つ目が日和大橋です。1979年に有料道路として供用が開始され、2000年に無料開放されました。その後、震災を経て現在宮城県道240号石巻女川線として現在も重要な役割を担っています。
2つ目は手前に見える太陽光パネルです。日和山から撮影すると、高い確率で写真に映り込みます。夜間の照明用なのでしょうか。
3つ目は新しくできた「石巻かわみなと大橋」です。令和4年3月30日に開通しました。日和大橋の約500m手前に架かっていて存在感を示しています。先日この景色を目にしてとても驚きました。
その後、公園内に建立されている芭蕉と曽良の像とご対面。約300年前に二人が訪れた地に立ち、感慨もひとしおです。奥のほそ道には直接日和山に登ったという記述はありません。しかしながら「石巻の湾内には数百の運送船が停泊し、人家は密集して、炊事の煙が絶え間なく立ちのぼっていた」という文章から、明らかに見晴らしの良い場所から眺めていることは一目瞭然です。曽良随行日記の記述が決定打となっています。