JR常磐線 山下駅と国道6号を結ぶ実延長3.1Kmの一般県道です。
駅の移転
山下駅は2011年の東日本大震災により被災を受けて営業休止になりました。その後、常磐線は内陸部に移設されることが決まり、2016年12月に新駅舎での営業を再開しました。新駅周辺には商業・公共・福祉施設および住宅街が整備され、新しいまちが形成されています。
2021年10月に旧駅を再訪してみました。旧駅舎は既に解体され、跡地には震災慰霊碑「大地の塔」が建てられていました。
大地の塔に面する道路の交差点はラウンドアバウト（環状交差点）になっていました。先進的な仕組みが取り入れられています。カラーコーンが置いてあることから、まだ工事中のようです。
交差点の北側には旧駅のホームが残っていました。植物が生い茂り、風化が非常に進んでいました。
路線整備
宮城県のサイトを確認したところ、2022年3月30日に復興交付金事業 山下駅前線が全線供用開始したという案内を見つけました。延長2.2Kmの区間について十分な車道幅員と歩道を有する道路として整備され、事業期間は平成24年度から令和3年度との事でした。
また、宮城県広報(令和4年3月29日 第291号 宮城県告示第236号)に以下の記載を見つけました。
同郡同町山寺字頭無185番2地先まで
（供用開始年月日）令和4年3月30日午後2時
この区間はおそらく旧山下駅と県道38号の間に新設された道を指していると思われます。
