kongitsune’s diary

県道走行、名所旧跡訪問などの記録

117 槻木停車場線

2021/09/12

JR東北本線阿武隈急行 槻木駅にアクセスするためのいわゆる停車場県道です。実延長は684.8mあります。

槻木駅前が起点となります。現在の駅舎は1998年に完成しました。昔、学生の時にパン工場の夜勤アルバイトで駅を利用したことがありましたが、相当昔なので当時の街並みの記憶は全くありません。駅前にはブロンズ像が設置されていました。槻木出身の彫刻家 小室達(こむろとおる)の作品です。青葉城址の伊達政宗騎馬像の作者で有名です。

 

駅前の道で起点ポストを発見しました。他の県道ポストと同様に相当サビが進行していましたが、かろうじて「槻木停車場」という文字が読み取れます。メンテナンスされることはないのでしょうか。

槻木は、かつて奥州街道の宿場町でした。駅前の通りには商店や住居が建ち並んでいました。蔵造りの建物をちらほら見かけました。近世初期までの町家の特徴である「うなぎの寝床」と呼ばれる間口が狭く奥に長い敷地も随所に見られ、歴史を感じます。

駅前の起点から約100mほど進んだ先の交差点の角に「逢隈旅館」があります。明治9年、14年の2回にわたる明治天皇奥羽地方御巡幸の際に明治天皇が休憩した場所として知られています。

ヘキサ標識は終点近くにありました(ページ先頭の写真)。終点の交差点は県道28号丸森柴田線、県道52号亘理村田線の交点にもなっています。