大崎市と登米市を結ぶ、バイパス区間も含む実延長約40Kmの主要地方道です。県内の県道の中で最も長く、主要な街を結ぶ路線であることから、1号線という番号はもっともふさわしいと個人的に思っています。
古川市街地
起点は国道4号と国道347号の交点です。 起点からしばらくは市街地を走行します。十日町の交差点を左折すると大通りに出ます。この道は旧4号線で古川バイパス完成後に県道に指定替えされました。江合川を渡ると間もなく国道4号に合流します。ここから先は国道4号との重複区間となり、高清水まで続きます。
高清水
ミニストップが見えたら手前の交差点を右折します。ここで国道とお別れです。この道は江戸時代の奥州街道で、かつては宿場町として栄えました。時代が下って国道4号に指定され、その後高清水バイパスの完成に伴って県道に指定替えされました。北上すると県道167号線との交差点に出るので右折します。ここからほぼ一直線の道を進みます。途中、新幹線の高架をくぐります。
瀬峰
緩やかな坂道を上がってゆくと瀬峰公民館のある交差点に出ます。ここが本県道のバイパス路線(瀬峰~旧南方町)との分岐地点となります。そのまま直進するとJR東北本線 瀬峰駅前に出ます。暫く進むと信号のあるT字路を右折します。手前に案内標識が無いため、そのまま直進してコースアウトしないように注意が必要です。暫くは高台地帯の田園と林を目にしながら東に進んでゆきます。
長沼
県道は長沼の南岸に沿って延びています。長沼フートピア公園が見えたら立ち寄ってみて下さい。湖畔の高台にそびえ立つオランダ風車がシンボルです。 付近には長沼ボート場もあります。
佐沼
佐沼に出ると商業地・住宅地が広がります。途中の交差点で先述の旧南方町を経由するバイパスルートと合流。迫川に架かる佐沼大橋を渡り終えたところが終点です。
バイパス
瀬峰にて本道から分岐するバイパスを走ってみることにします。このルートは本道の南側の平野部を走るルートとなっており、もともとは仙北鉄道の軌道でした。
仙北鉄道とは1919年に開設された鉄道です。瀬峰駅から佐沼を経由して登米に至る登米線と、瀬峰駅と築館を結ぶ築館線の2つの路線からなっていました。1948年のアイオン台風、1949年のキティ台風の被害により築館線が廃線。登米線も1968年に運輸・交通事情などにより廃線となりました。廃線後バス専用道路に転換され、その後自治体への移管を経て、県道として供用されたという経緯のようです。
バイパスの途中には「道の駅みなみかた(2005年3月開業)」があります。