東松島市大塩地区とJR仙石線 陸前小野駅を結ぶ、延長約6.5Kmの一般県道です。駅からスタートしてみます。
陸前小野駅
本県道の終点である陸前小野駅前にはポストが設置されています。左は2012年に撮影したもの、右は10年後の2022年に撮影したものです。すっかり色褪せていて経年変化の様子をまざまざと見せつけられます。
駅正面向かって左に少し進むと「空の駅」があります。ここには靴下で作られた人形「おのくん」が私たちの訪問を待っています。この人形は東日本大震災後、駅前に設置された仮設住宅の集会所でお母さんたちの手によって誕生しました。
入り口で靴を脱いで中に入ると、両側の棚に色とりどりのおのくんが並んでいました。奥の方には受付の方が縫い物をしていました。壁の上部には色紙が所狭しと飾ってあり、全国的に人気を集めていることがうかがえます。
おのくんを購入する事を里親になると言うそうです。私も里親になりました。
滝山公園
駅前の道は国道45号と交差しています。国道を石巻方面に約700mほど進むと、信号のあるT字交差点に出ます。左折して暫く進みます。矢本横穴墓群を通り過ぎたあたりに公園入口の看板があります。
桜の名所として親しまれている公園で、石巻方面の展望が開けています。
公園内には2種類の滑り台がありました。山の斜面を利用しているので高低差もかなりあり、ちょっと怖そうです。この写真は2009年に撮影したものですが、ネットで調べてみたところ現在は使用禁止?のようです。
訪問当時、晩秋の時期であったためか園内は閑散としていました。私のほかに1組の親子が来ていました。目が合って会釈をしたのを覚えています。
上小松バイパス
令和2年4月に上小松バイパス(区間1.2Km)が開通しました。ところで、バイパス区間内の下をくぐる箇所があります。三陸道を石巻方面に向かって走ると、矢本パーキングエリアを過ぎたあたりから急に視界が開けてきます。その辺り言えば分かってくれる人も多いのではないかと思います。晴れた日には上品山をはじめ、その奥の北上山地、巨大な風力発電の風車、製紙工場の煙突からたなびく煙などを見渡すことができます。
その後、道なりに進んでT字交差点に出たら左折します。直進したら県道43号と合流しますが案内標識があるので間違えることはないと思います。途中、「鷹来の森運動公園」の前を通り過ぎます。その少し先の突き当りのT字交差点がゴール地点(県道起点)です。