kongitsune’s diary

県道走行、名所旧跡訪問などの記録

27 奥松島松島公園線

2012/01/15

東松島市の奥松島から松島町に至る実延長約20Kmの主要地方道です。県道名に松島が2回出現しているところが印象的です。

野蒜築港資料館

かつて、県道60号線との交差点付近に「野蒜築港資料館」がありました。東日本震災で建物が被害を受け、残念ながら閉館してしまいました。当時の訪問記録は次の通りです。

2010年9月5日

2階建ての木造の建物で展示室は2Fにあるようだ。階段を昇って入口のドアを開けると受付の女性の方が挨拶してくれた。どうやら展示室は一部屋のみで、1人で切り盛りしているようだ。この時、見学者は私だけだった。これまで見学施設を色々訪れてきたけど、受付を済ませたら自由に見学してください、というスタンスの所と、きちんと説明をしてくれる所のどちらかに分類される。今回は後者だった。

まず説明用のビデオを見せて貰った。上映時間は15~20分くらいだったと思う。終わりにさしかかったところで2人組の見学者がやってきた。その後私を含め3人で受付の方から対話形式で説明を受けることになった。後から来た見学者の方は博識で、受付の方と河川から道路、歴史上の人物など多岐に渡る話を繰り広げ、私はただ驚くばかりだった。

東北開発120年(岩本由輝 著/刀水書房)という書籍をきっかけとしてこの資料館を訪れたのだが、インターネットには載っていない話や、通説とは若干事なっている話などを聞くことができた。 気が付いたら1時間半経過していた。明治時代の野蒜築港計画という100年以上前の出来事に思いを馳せながら楽しく有意義なひとときを過ごすことができた。

 

(旧)奥松島運動公園

かつて野蒜海岸近くに奥松島運動公園がありました。東日本大震災津波の影響で全壊し、1キロほど内陸部に移転復旧しました。

2010年2月訪問。体育館にはバウンズ88という愛称が付けられていたようです。

遊具です。真冬の時期ということもあり、遊んでいる人は誰もいませんでした。公園内の木々も寒々としながら佇んでいましたが、近くに寄ってみると芽を付けていました。しっかりと来たる春に向けて備えていました。

 

大高森

宮戸島の中央にそびえる山で、山頂の展望台から奥松島のパノラマ景色を望めます。

だいぶ昔の話ですが、学生の時にも訪れたことがありました。1995年のことです、、、。その時仲間同士で「仙台大観音」が見えるのでは?という話題が上ったことが印象に残っています。仙台市泉区実沢中山南にある高さ100mの観音像で日本で2番目に大きいとされています。

そこで検討を行ってみました。国土地理院のサイトを利用して大高森~仙台大観音の間の断面図を作成しました。

仙台大観音は標高180mの地に建立されており、頭部は標高280mに達します。大高森の標高は地理院地図によると104.8mです。両者は直線距離にして29.1Km離れています。

中間には丘陵部が2箇所ありますが視界を遮るほどの高さではないことが分かりました。見かけ上の物体の大小を示す指標となる視角は0.196°と計算されます。視力1.0の人が識別できる視角は0.016°ですので理屈上では可能そうです。顔や胴体を識別できず、白い点にしか見えない可能性もありますが。あとは天候や空気の澄み具合の条件にも依存します。以上検討してみましたが、実際には非常に難しそうに思えます。

月浜海水浴場

宮戸島南端にある県内有数の海水浴場です。こちらも学生の時に訪れたこともある思い出深い場所です。2021年はコロナウイルスのため海開きは中止となりました。

 

履歴

2023/5/7 大高森の項目追記