kongitsune’s diary

県道走行、名所旧跡訪問などの記録

34 気仙沼陸前高田線

2012/04/15

気仙沼市から岩手県陸前高田市に至る実延長約14Kmの主要地方道です。岩手県道と共通しており、また県道最北端路線となります。

鹿折金山資料館

2022/1/10訪問

気仙沼国道45号線のバイパスから本路線に入り北上すると、約7km先に鹿折金山資料館があります。2021年4月にNHKラジオ第1の歴史番組「DJ日本史」にてこの金山が取り上げられたので、かねてから気になっていました。年が明けた1月にようやく訪問することができました。三陸道が繋がっているので、車での移動も以前から比べてだいぶ楽になりました。

DJ日本史では、この金山で1903年(明治36年)に重さ2.25Kg、金含有率83%の金塊が産出したという話が紹介されました。その金塊は翌年セントルイス万国博覧会に出品され「モンスター・ゴールド」と称されました。博覧会終了後、この金塊は行方不明になり、のちに6分の1のみ見つかったといいます。この話を聞いてとんでもないミステリーが潜んでいると思い心に焼き付いていました。なお、実物は筑波の産業技術総合研究所に保管されています。

資料館の中に入ると受付の方が出てきて展示品、写真、資料等をひとつづつ丁寧に説明して下さいました。とても興味深く話を聴きました。一例を挙げると金塊の発見は司馬遼太郎の「坂の上の雲」に登場し、日露戦争の軍資金調達にも寄与していた事など。

また、ちょうど年初めにNHK総合の「歴史探偵」で取り上げられたと教えて貰ったので、帰宅後にNHKプラスで視聴しました。

2022/5/21追記

モンスターゴールドの原寸を推定して制作した模型が完成し、4月28日から資料館で一般公開されるというニュースを目にしました。

県境

資料館をあとにして県道を北上。曲がりくねった細い山道を気を付けながら登ってゆきます。しばらくしたら県境に出ました。

県境では三角柱のポストも発見しました。

岩手県側に入り、同様に1.5車線ほどの山道を下ってゆきます。しばらくしたら2車線になり快適に走行。国道343号と合流したところが終点です。