JR仙石線 矢本駅と国道45号を結ぶ、実延長62.9mの一般県道です。
矢本駅。中央にある松の木のフォルムが美しいです。屋根に掲げられている木製の駅名看板にも味わいがあります。
駅前通りは「ブルーインパルス通り」という愛称が付けられました。駅と航空自衛隊松島基地を結ぶ、本県道と2つの市道の3路線からなる約600mのルートです。
脱線しますが、「おくのほそ道」で有名な松尾芭蕉の旅に随行した曽良の日記には、松島から石巻へ向かう道中、矢本でのエピソードが記載されています。「矢本新田という町で喉が渇いたため、近くの民家でお湯を乞うたところ、誰も与えてくれなかった。そこにコンノ源太左衛門という侍が、この地の知人に頼んでくれた」という話です。私の想像ですが決して悪気があったのではなく、江戸からやって来た見知らぬ旅人に対して、少し引っ込み思案になってしまっただけなのではないかと思っています。