kongitsune’s diary

県道走行、名所旧跡訪問などの記録

遠見塚古墳

昨日、仙台市若林区にある遠見塚古墳を訪れました。

古墳は国道4号線仙台パイパス沿いにあります。公園として整備されていて自由に見学できます。写真の通り案内の看板が設置されているものの、駐車場はありませんので注意が必要です。

前方後円墳のタイプで全長110mあります。写真左側が後円部で径63m高さ6.5m、右側が前方部で長さが47mあります。古墳の形状、構造、出土遺物から4世紀末~5世紀初め頃の墳墓と考えられています。

「オイデ、オイデ」と囁かれているような気がして、後円部を登ります。

頂上は平らで広々としていました。住宅街の中にあるので眺望はあまり望めません。西の方角に目をやると建物や木々の隙間から市中心部のビル群、泉ヶ岳などの山々を確認できました。東の方角も同様でした。もしかしたら太平洋が望めるのではないかと期待していましたが、残念ながらかないませんでした。しかしながら当時は相当見晴らしが良かったのではないでしょうか。

重機などが無い時代、これだけの規模のものをよく造ったものだと感心します。当時の支配者の地位と権力を誇示するシンボルとしての役割を果たしていることが想像されます。個人的にはパワースポットのような気がしています。

この季節は古墳全体が草で覆われていてモコモコした印象です。ムラサキツメクサがたくさん花を咲かせています。子どもの遊び場、散歩など憩いの場として親しまれています。