山形県最上町にある旧有路家住宅(封人の家)を訪れました。「おくのほそ道」の旅で芭蕉と曽良がこの家に滞在したといわれています。
建物の様式は江戸時代の元禄をくだらない古さが見られ、300年以上の歴史を経ていると推定されています。昭和46~48年にかけて解体復元工事が行われ、現在に至っています。茅葺屋根の建物は懐かしく、私が子供だった頃に行った曾祖母宅を思い出しました。
見学を終えた後、分水嶺が近くにあるという看板を目にしたので行ってみました。堺田分水嶺と呼ばれ、平坦な場所にある分水嶺としては全国的に珍しいそうです。すぐそばにはJR陸羽東線の堺田駅があります。
曽良日記には「十七日快晴、堺田ヲ立ツ」と記されています。堺田という地名が今も残っていることが分かります。
分水嶺に向かう途中の景色です。そば畑が広がっています。気温も高く、とても9月とは思えません。
駐車場に戻ったあと、敷地内にあるお店に入り鮎の塩焼きを食べました。