滑津大滝を見学した後、国道113号を引き返して帰路につきました。途中、県道51号(南蔵王七ヶ宿線)に分岐する標識を見かけたので、車を停めて辺りを散策しました。
この交差点は県道の終点にあたります。交差点角の建物は洋食屋のようですが営業している気配はありませんでした。
交差点から南に目を向けると小高い山が二つ並んでいました。調べてみたところ、傾城森と山伏森と呼ばれており、この山には京都祇園の名妓と山伏の悲恋の伝説が語りつがれているそうです。遊歩道も整備されており頂上まで登れるようです。
訪問当日そのような伝説はつゆ知らず、フタコブラクダの背中のような形だな、と思いながら唯々眺めていました。
交差点北側の様子です。長老湖、白石スキー場を経て国道457号に合流します。
交差点角には県道ポストが設置されていました。「七ヶ宿白石」という文字が読み取れます。調べてみたところ、かつての路線名は七ヶ宿白石線だったようです。
同じ場所には石碑もありました。右側の大きな石碑には複数のなめらかな模様が刻まれていました。風化が進んでいて判別はできませんでしたが、観音様が描かれているのではないかと推測しました。藩政時代は七ヶ宿街道として多くの人々が行き来していましたが、その当時に設置されたものでしょうか。