JR東北本線 有壁駅と国道4号を結ぶ一般県道です。2019年3月、県道187号との統合により廃止されました。
有壁駅の開業は1924年(大正13年)です。岩切 ～ 一ノ関間が開通したのは1890年(明治23年)ですので、それより34年遅れています。何故だろうと思い調べてみたところ、開業当初のルートは現在と異なっていた事が分かりました。当時は現在より東側の峠を越えるルートをとっていました。勾配がきつく難所とされていました。そこで大正13年に現在の路線に切り替えられ、有壁駅の開業に至りました。
有壁宿はかつての奥州街道の宿場町で1619年に設けられました。1744年に大火に遭い、現在の地に建てられました。現在も当時の街道に沿って家々が建ち並んでいます。地図を見てみると、宿場町によく見られる間口が狭く奥に長い区画割りが見て取れます。
